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【書感】デジタルとアナログのハイブリッド。それが織り成す効果は想像以上かもしれない。
2011.09/25 (Sun)
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デジタルとアナログのハイブリッド。現代における英知の結晶である、この2つのツール。融合は困難だと思われていたが、ついにメスを入れる人物が現れた。
これは、「シゴタノ!」「R-style」でお馴染みの倉下忠憲さん(@rashita2)が、ご自身のタスク&スケジュールマネジメントについて赤裸々に語った、暴露本である。
と、ちょっと宣伝っぽい出だしになってしまいましたが。いやぁこの本はスゴい。普通、この手の本は理想論を語って「あとはご自身で方法を見つけてみてくださいね(ハート)」と、読者に投げっぱなしになりがちですが。
この本は、違う。倉下さんがご自身で活用しているタスク&スケジュールマネジメントの方法について、具体的に、そして分かりやすく解説していらっしゃいます。
自分がどういう理由でほぼ日手帳カズンを使っているのか。なぜデジタルに一元化せず、紙の手帳を手放さないのか。その意味合いを語っています。
また、Evernote・Googleカレンダー・ほぼ日手帳カズンなどのツールについても、使い方を一つ一つ丁寧に解説しています。

複数のツールを使い、1つのシステムを構築する
古代より、ビジネスの傍らには、いつも手帳がありました。そんな古くもないかもしれませんけど。
ですが、この現代社会、技術の発展と共に働き方も多様化していて、その人にとって最適なツールがなんなのかを見出すのが難しくなりました。
あぁ、iPhoneを使おうか。いやいや紙の手帳も捨てがたい。あたふたあたふた。・・・これが今の私です。
でも、ツールにこだわることこそ、そもそも間違いの始まり。重要なことは、そのツールを使って、何を成し遂げたいのかということ。
働き方も多様化する時代においては、1つ1つの「ツール」に注目するのではなく、手帳を「システム」として捉え、多様なツールを適材適所に配置していくこと求められます。
<中略>
自分が管理したい情報は何なのかを考えたうえで、それらを最適なツールに割り振っていく、というアプローチになります。
つまり、単一のツールに注目するのではなく、複数のツールから1つの「システム」を構築していく、という考え方になります。
デジタルにはデジタルの、アナログにはアナログの良さがあります。残念ながら、デジタルではアナログの良さの全てを包括することは、まだできません。いずれは来るのかもしれませんが、今ではない。
ですから、アナログとデジタルは、上手く付き合っていく必要があるんです。それが本書の目的、ハイブリッドです。
アナログツールとデジタルツールの、良いとこ悪いとこ
アナログとデジタルを融合するにあたって、それぞれの良さを活かせるシステムにしなければ意味がありません。足の引っ張り合いでは意味がないのです。
活かすためには、まず理解すること。アナログとデジタルの、それぞれの良さと悪さを理解することで、互いの高め合うことができます。
◇アナログツール
メリット:フットワークが軽い。見返しやすい。電源などの制約がない。
デメリット:データの移動が手間。検索ができない。
◇デジタルツール
メリット:データの編集が得意。大量の情報を容易に扱える。クラウドツールと連携させることで複数の機器でデータの同期を取ることもできる。バックアップも簡単。
デメリット:電源などの制約がある。
これらのメリット・デメリットを鑑みて、いいところを活かしていこう。それを上手く形にしたのが【クラシタ式「ハイブリッド手帳」システム】です。
クラシタ式「ハイブリッド手帳」システムで使われるツール
私の「ハイブリッド手帳」システムは、「スケジュール管理」「タスク管理」「メモ管理」「目標管理」の4つから構成されています。
そして、それぞれの管理システムには、それぞれ最適なツールを割り当てています。
タスク管理:Evernote・Dailyタスクリスト
スケジュール管理:Googleカレンダー・Weeklyプランナー
メモ管理:iPhone・ロディア・モレスキン
目標管理:ほぼ日手帳・文庫本ノート
これらのツールの連携プレーが鮮やかすぎて、感動しっぱなしでした。この本、最高です。メッチャ分かりやすいので、これらのツールを使っている人には、絶対に参考になります。
具体的なツールの使用方法は、是非本書を読んでみて頂きたいと思いますが、まずは立ち読みでもいいと思います。立ち読みのわずかな時間でも、絶対引きこまれます。そして、レジに吸い込まれるでしょう。そういう本です、これは。
私も、クラシタ式「ハイブリッド手帳」システムで使われているツールは、ほとんどが使ったことがあります。ですが、1つ1つが独立していて、お世辞にも連携しているとは言えませんでした。
それは結局、それぞれのツールの良さを活かしきれていなかったからなんでしょうね。この本を読んでいて痛感しました。
それぞれのツールについて、ここまで熟考してる方は他にいないんじゃないでしょうか。いや、いたとしても、ここまで分かりやすく解説している本は今までなかったと思います。
私は、このアイデアをパクることを決めました。早速Loftに行ってWeeklyの手帳リフィルを買ったほどです。機会をつくって、その成果をこれから少しずつ紹介していこうと思います。
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