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失敗は成功の母!! そう言われる理由をもう一度考えてみる!!
2011.08/15 (Mon)
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人が成長し、結果を得るために必要なことは「トライandエラー」だ。
当たり前だと思われるかもしれません。ですが、当たり前にできているかと考えると、そうではないような気がします。
例えば、「Evernote活用法!!」「最強タスク管理術!!」といった記事が人気エントリーに名を連ねていることを考えると、人は「答え」ばかりを探しているように思います。そこに試行錯誤はなく「手軽に一発で答えを手に入れたい!!」という欲求が見え隠れする気がするのです。
ですが、人が違えば目的が違い、それに適する道具と適した使い方もまた違ってきます。それを見つけるためにも、やはり試行錯誤は大切です。
この重要さを説いているのが、ティム・ハルフォードさん。彼は動画の中で、試行錯誤がなぜ大切かを簡潔に語っています。
■試行錯誤の邪魔をするゴッド・コンプレックス
ゴッド・コンプレックス。日本語訳にして「全能感ゆえの固定観念」と言っています。
ゴッド・コンプレックスの症状は簡単に説明できます。その固定観念の症候とは、問題がどれほど複雑であっても、それを圧倒的で絶対的な信念を持って、自分の解決策が間違いなく正しいと思うことです。
医者や経済学者などが例に挙げられていますが、彼らはこの世の仕組みを理解していると頭から信じている人たちだそうです。そして、仕組みを理解しているからこそ、あたかも答えが決まっているかのように考えてしまう。
それ故に、試行錯誤を怠り、安易に答えをはじき出そうとしてしまう。
ですが、世の中がこれだけ複雑化してしまうと、そこに仕組みを見いだすのは極めて困難です。そこに法則や論拠を見つけようとしても、必ず存在するとは限らなくなってしまいました。
だから、トライandエラー、試行錯誤を繰り返してでなくては、目的を達成することが難しい。手探りで手に入れるしかない。
こんな複雑な世界に私たちは囲まれています。おそらくはそれゆえに、ゴッド・コンプレックスに誘惑されるのです。押され気味になりながらも「概要がわかり、なにかグラフも作れるだろう。よしわかった。その仕組みもわかった。」と言うのです。
でもわかっていません。決してわかりはしません。
ニヒリズムを唱えているのではありません。複雑な世界の複雑な問題は解決できないと言いたいわけではありません。明らかに可能ですから。しかし課題を解決する方法は、謙虚な取り組みによるものです。ゴッド・コンプレックスを捨てて、実際に有効な課題解決の方法を適用するのです。
そして、有効な解決手法があります。うまく機能している-複雑なシステムがあればそれは、試行錯誤の中で-進化したシステムなのです。
なんらかの結果が得られた時、その原因を追及することはもちろん重要です。「なぜその結果が得られたか?」が分かれば、それを次ぎに活かすことができます。
ですが、覚えておかなければいけません。原因がわからないものでも、ときに「そうなる」ものが存在するということを。
「なぜそうなるか分からない。しかし、なるものはなる。」必ずしも原因が必要なわけではないのです。
根拠はむしろ、後付けで構わないのかもしれません。何よりも重要なのは、「どうしたら目的を達成できるだろうか?」というアイデアを持つことと、試行と錯誤を繰り返し、失敗を積み重ね、目的を手に入れることです。
自らの手で手に入れる。「答え」を探すのではなく、「答え」に向かって自ら突き進んでいくことこそ、望む結果を得るための唯一の方法だと思います。
参考エントリー:意外と科学的に解明されていない現象 by カオスちゃんねる
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