旧:あなたのスイッチを押すブログ
HOME » Category : Evernote HOME » BackNumber
エントリー目次
Evernoteに挫折した方へ。世界で最もシンプルなEvernoteと、それが難しくなる過程とは?
2012.03/26 (Mon)
重要なお知らせ
-
ブログ移転のお知らせ!
▼当ブログは移転しました!新しいサイトは以下となります!!
http://bamka.info
▼お手数おかけしますが、RSSの再登録もお願いします!!
http://feeds.feedburner.com/bamka
【読了時間:約6分】
先日、以下のような記事を見つけました。
Evernoteと挫折について - Togetter |
「複雑すぎる」「ノートブックがカオス」「そこまでしてEvernoteを使わなくても…」などなど。私が書くEvernote系の記事のコメントでも、よくそんなお声を頂きます。
ですが、そもそもEvernoteって、そこまで複雑なツールではないんですよ。
私を含めて多くの方々が、"試行錯誤の上にできあがった活用法" を披露するばっかりに、初めて見た人にとってはえらく複雑で高機能なツールに見えてしまうんだと思います。
ですが、そもそもEvernoteなんて、ただのメモ帳なんですよ。
うん。間違いない。
その "ただのメモ帳" であるEvernoteが、ここまで脚光を浴びる理由は、「いろんなツールからアクセスできる」「容量が無制限」などの付加価値があるからです。
ですが、元を辿れば "ただのメモ帳" 。それを忘れてはいけません。
では、その "ただのメモ帳" であるはずのEvernoteが、どうして難しくなってしまうのか。どんな過程を経ていくのか。
今日は、そんなお話。
■世界で最もシンプルなEvernote
世界で最もシンプルなEvernoteとは、どんなものか。お見せしましょう。
これです!

そうです。アカウントを作成した当時のこのカタチ。これこそが、最もシンプルなEvernoteです。
これでいいんですよ。
あとはメモを書いて、Evernoteに入れる。これでもう、Evernoteを最大限に活用できていると言って過言ではありません。
だってそうでしょう?メモ帳なんですから。メモしてなんぼです。
「メモすることがない」とお声を頂くことも、珍しいことではありません。
ですが、そんなことはないはず。
「今日の買い物リスト」「カラオケのネタ帳」「一週間の献立」「面白かった動画」などなど。覚えておきたいことは少なからずあるはずです。
今まではそれを、いろんな場所にメモしてきました。
買い物リストは、切り取り式のメモ帳に書いてお財布へ。一週間の献立は、冷蔵庫にマグネットで。面白かった動画は、Youtubeのマイリストに。
でも、"それらが色んな場所にバラバラに存在するのがイヤだ" と感じるのが、私なのです。また、「あれっ?あのメモはどこにいったっけ?」と、メモを無くして戸惑いたくないのです。
もし貴方にもそんなニーズがあるのであれば、「じゃあEvernoteを使ってみてはいかがでしょう?」と、私は提案します。

Evernoteであれば、
◇物理的になくなる事がない
◇iPhoneなどがあれば、いつでもどこでも閲覧できる
◇メールさえ使えればメモできる
◇メモする量に制限がない
◇テキストだけでなく、写真などもメモれる。
など、便利な機能がいっぱいあるのですから。
■Evernoteが難しくなる第一歩
さて、メモすることが増えてくると、今度はメモを探すことが大変になってきます。
「じゃあ、カンタンにメモを見返せる方法はないかなぁ」
こう考え始めた頃に、徐々にEvernoteの使い方に変化が起こり始めます。
Evernoteが難しいと感じる第一歩は、ここから始まるんです。
分からないことは、まずGoogle。そう思って「Evernote 活用」なんて検索すると、もう大変。
冒頭にもお話した通り、ネットやブログでは "試行錯誤の上にできあがった活用法" が溢れています。
それをいきなり目の当たりにすると「うわぁ…」と引いてしまうんだと思います。
また、「よっしゃ!こうやればいいのか!」と意気込んで、その活用法を取り入れようとする方もいらっしゃるでしょう。
でも、なんだか自分の求めていた結果と違う。というか、そもそも「カンタンに見返せる方法」を探していたはずなのに、むしろ見つけにくくなってきた。
こういう事態が起こってしまうんです。
■そもそも何がしたかった?
まず、思い出してください。
Evernoteはメモ帳です。
そして、「買い物リスト」「一週間の献立」など別々の場所に存在していたメモを、Evernoteという1つの大きなファイルに入れよう。
これが始まりです。
で、これが1つのファイルに入れてあると、後々見つけにくい。見つけやすい方法はないか?ということでした。
それなら、それぞれ別々のファイルを用意してあげればいかがでしょうか。
そこで、ノートブックの出番。
「買い物リスト」というノートブックを作る。「一週間の献立」というノートブックを作る。「面白かった動画」というノートブックを作る。

こんな感じ。いかがでしょう。
これであれば、Evernoteという大きなファイルの中にありつつ、「買い物リスト」「一週間の献立」などの小さなファイルが存在する。いい感じじゃありませんか?
■図書館をイメージすると分かりやすい
イメージとして、図書館みたいな感じです。
図書館(=Evernote)という大きな器の中に、数多くの本(=メモ)が存在する。
でも、種類で分けたいから、棚(=ノートブック)を作って、そこに本を分けていく。
そして、メモが1,000も2,000も超えてくるような使い方をしている方は、それこそ図書館のように、棚(=ノートブック)に番号を割り当て始めるんです。
見たことありませんか?こんな感じのノートブックを。

図書館を利用したことはあると思います。あの棚と本には、それぞれ番号が振ってあるのを覚えていますか?
私みたいな素人がみると、あれって整理されているようには見えない。一貫性もわからないし、超複雑に思えます。
ですが、職員の方に尋ねれば、ササッと取り出してきてくれる。
これが、Evernoteでも言えるんです。
私のノートブックの分類方法。たぶんカオスに見えるんだと思います。
ですが、私がこの図書館(=Evernote)の管理人ですから、これで整理整頓できているんです。
しかも、別に貸し出すわけではないので、私だけが分かっていればいいんです。
つまり、ネットで見つけたEvernote活用術。これは、それぞれの方が、独自の図書館を披露しているようなもの。そりゃあ見たって分かりません。
だから、そんなモノをいきなり見たって、頭が痛くなるだけなんです。
これが、Evernoteを難しいと感じてしまう理由です。
■積み重ねて、独自の創意工夫を
じゃあどうしたら良いのか?どうやったら使いこなせるのか?
これは、貴方自身しか分かりません。
「こうやったらどう?」「こんな方法もあるよ?」と、アイデアをご提供することはできます。いくらでもします。
ですが、貴方にとって最高に使いやすいEvernoteは、貴方にしか作れないのです。
投げっぱなしな結論で、申し訳ないと思っています。ですが、事実です。
でも、そんなに難しく考えないでください。
何度も、何度でも言いますが、Evernoteはただのメモ帳です。
メモしたものを、どうやったら見つけやすいか。
これは、今までの人生で何度も遭遇した問題であり、貴方自身の解決方法があって今があるんだと思います。
ほら、学生の時だって、授業ノートを作りました。大事なキーワードには付箋(=タグ)を付けたり、アンダーラインを引いたりしたじゃないですか。
あれと同じ。全く変わりません。
今までの整理整頓法を、そのまま活用してみてください。それが、Evernoteにも役立つはずです。
もし、アイデアが必要なら、またいらっしゃってください。
私はこのブログで「Evernoteにはこんな機能があるよ!」「こんな方法で分類したらどうだい?」と、いろいろアイデアの提案をしています。
また、「こんな時はどうしたらいいかな…?」と言うのがあれば、FacebookでもTwitterでもメッセージください。お力になれると思いますので。
■あとがき
ここまで長文を読んで頂き、ありがとうございます。いや~長くなってしまいました!
でも、私の想いは出し切れたかと思います♪
確かに、Evernoteは機能が多いので、「それをすべて使いきってこそ、オレはEvernoteを活用できている!」と感じるかもしれません。
ですが、別にそんなわけはなく。
メモをして、それをEvernoteに入れ、そのメモを見返した、その瞬間。間違いなくEvernoteを活用できています。
というか、メモをして、必要なときに見返せるなら、そもそもEvernoteである必要はどこにもありませんよね。
こういう時でも、そもそも論って大切ですね。見失いがちな目的に立ち返ることこそ、大切なように思います。
貴方は、なぜEvernoteを使いますか?
from your @bamka_t
Evernote初心者へ送る。衝撃的で斬新だった使用例を集めてみた。 / あなたのスイッチを押すブログ Evernoteの活用法アイデアをまとめたのが、この記事。参考になると思います♪ |
わたしのスイッチを押すモノ達 【始めました】心踊った記事を集めるTumblrブログ |
Evernoteで個人情報を取り扱うコツ。テキストの暗号化を使えば安心できる。
2012.03/23 (Fri)
重要なお知らせ
-
ブログ移転のお知らせ!
▼当ブログは移転しました!新しいサイトは以下となります!!
http://bamka.info
▼お手数おかけしますが、RSSの再登録もお願いします!!
http://feeds.feedburner.com/bamka
【読了時間:約2分】
クレジットカードの暗証番号や預金口座の番号など、どうやって管理していますか?
手帳に記入する人もいれば、「1Password」などの管理ツールを利用している人もいると思います。
私はというと、Evernoteに突っ込んでます。
「ネット上に大事なパスワードを預けるなんて、危ないよ!」という声が聞こえてきそうですが、それはちょっとしたコツさえあれば大丈夫です。
そう、暗号化さえしてしまえばね。
■Evernoteでのパスワード管理方法
Evernoteに "テキストを暗号化する" という機能があること、ご存知ですか?
自分の任意のテキストだけを暗号化して、閲覧するときにパスワードを要求するようにする機能があるんです。
これを利用すれば、Evernoteでのパスワード管理だって安全に行なえます。
やり方はカンタン。
暗号化したいテキストを選択し、右クリックをします。その中に「選択したテキストを暗号化」という項目があるのでクリック。

すると、パスワードの設定項目が表示されます。ココに、自分の好きなパスワードを設定します。

暗号化の方法は以上です。カンタンでしょ?
暗号化したテキストは、こんな感じで帯状になります。

これをクリックするとパスワードを要求されますので、パスワードを入力。すると、晴れてテキストを閲覧することができます。

暗号化したテキストは、iPhoneで閲覧しても暗号化されています。

iPhoneで閲覧したい時も、このロック部分をタッチすればパスワードを要求されますので、それを入力すればOKです。

残念というか、シッカリしているというかなんですが。暗号化されたテキストは、純正のEvernoteアプリでしか閲覧できません。「withEver」などのアプリでは、文字化けしたような感じで表示されます。

■Evernoteで管理するのは危ない?
私は危ないとは思っていません。ちゃんと暗号化さえしていれば、そこまで危ない状況にはなりません。もっと用心するなら、iPhoneのEvernoteやパソコン自体にパスロックをかけておけばイイです。
"危ない" とは、そのパスワードが第三者に知られてしまうことを指すと思います。
それであれば、むしろ物理的に管理している方が危ないと思うのですよ。
たまに手帳に記入している方がいらっしゃいますが、手帳を落としたらどうしますか?サイフに入れていたって、サイフを落とすことだってあります。
だから私は、Evernoteに入れてしまいます。
危ないとも思いませんし、いつでもどこでも見られるってのは、やっぱり便利ですから。
■あとがき
Evernoteでこういう情報を管理するのは、やっぱり便利です。
クレジットカードの暗証番号とか覚えてなくて、いままではサインで乗り切っていました。でもこれからは、ドヤ顔でパスコードを押せそうです。
いつでもどこでも見られるEvernote + iPhoneだからこそ、こういう情報を引き出せるのは重宝します。しかも、「1Password」のように有料じゃないのが嬉しいですね。
from your @bamka_t
わたしのスイッチを押すモノ達 【始めました】心踊った記事を集めるTumblrブログ |
【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】第3話:ノートを探すのがメンドクサいを解消する。
2012.03/04 (Sun)
重要なお知らせ
-
ブログ移転のお知らせ!
▼当ブログは移転しました!新しいサイトは以下となります!!
http://bamka.info
▼お手数おかけしますが、RSSの再登録もお願いします!!
http://feeds.feedburner.com/bamka
◇メモするのがメンドクサい
◇整理整頓がメンドクサい
◇ノートを探すのがメンドクサい
最後は、「ノートを探すのがメンドクサい」についてです。
Evernoteにメモしまくって、それを整理整頓しました。
そしたら最後は、その保存したノートを利用するにあたって、どうやって目的のノートに辿りつくか。というのが問題。
・・・と、したいわけですが。実は、Evernoteに入れたすべてのノートが、いつでもすぐに取り出せなくてはいけないか?というと、そうではないんです。
それでもメンドクサいと感じるのは、目的のノートに辿りつけないか、もしくは必要なときに必要なノートが見つからないからです。
■Evernoteの最大の目的は、そこに "ある" こと
そもそもEvernoteを何のために使っているか。
それは、「忘れたくない全てのことを記憶する」ことにあります。
ですから私は、
「別にすぐに見つからなくてもいいんだ!そこ "ある" だけでいいんだ!」
と、思っています。
そのためにも、Evernoteには充実した検索機能がついていて、10,000を超えるノートの中からでもノートを探し出せるようになっているわけです。
そう、だからたとえ時間はかかっても、必ずノートは見つかるんです。
と、まぁそうは言っても、欲しい時に欲しい情報が手に入らないのはストレスですよね。だからノートブックで分けるし、タグを付けるわけです。
ですから私がいつも意識しているのは、そのノートが欲しい時はいつなのか。これを意識しています。
そんな時に便利なのが、タグです。
■タグは、ノートを使うタイミングで付けていた
タグを付ける理由はさまざまです。
場所に関するノートなら「#場所」としてますし、人に関するノートなら「@人名」としています。
※参考リンク:Evernoteのタグで迷っているなら、自分ルールを作り、検索のコツを把握しよう。 / あなたのスイッチを押すブログ
でも、これってよくよく考えたら、「そのノートを使うタイミング」でタグを付けていると気づいたんです。意識してなかったんですけどね。
場所でタグをつけたってことは、つまりその場所に行ったら使いたいノートなわけです。そこで食べたいレストランだったり、そこでの思い出だったり。
キーワードでタグを付けていても、それは同じ。Evernoteというタグを付けたということは、Evernoteに関する情報を引き出したい時に使うわけです。
つまり、タグ=使いたいタイミングに付ける。
そう考えると、今まで乱雑に増え続けていたと思っていたタグも、実はそんなに無秩序じゃなかったんだと分かりました。
先ほどまでの話に戻れば、タグを辿れば、必要な情報は必要なときに取りだせるというわけです。
■検索機能を活用する
前回ご紹介した、整理整頓したノートブック。そして使うタイミングでまとめたタグ。
これらがあれば、自分が望んだノートには大方辿りつくことができます。
それでも目的のノートに辿り付けない場合は、Evernoteの検索機能に頼るっきゃないです。
また、「あんな感じのノートを入れた覚えはある」というイメージだけがある場合。そんな場合もやはり、Evernoteの検索機能を活用する他ありません。
アプローチとしては私がよく利用するのは、以下のような方法となります。
◇キーワードで検索する
どんなキーワードが含まれていたかを、記憶の片隅を思い返して探します。
◇時期で検索する
いつごろ作成したノートだったのか、やんわり覚えている場合は使えます。
※参考リンク:私が毎日使っているEvernoteの「保存された検索」例 - Genie’s Happy Life
◇保存した経緯から検索する
ウェブクリップなのか、モバイル端末から記録したノートだったか。ノートを保存した経緯を頼りにします。
※参考リンク:『Evernote』がソース元など、様々な切り口から検索可能に : ライフハッカー[日本版]
あとはこれらの検索を組合せて、絞っていくようにします。
例えば「作成日は先週で、キーワードはEvernote。たしかiPhoneから登録したノートだった」とか。こんなんで、意外と辿りつけるもんです。
あと、これら検索の演算子はいちいち覚えておけないので、演算子をまとめたノートをお気に入りツールバーに登録しています。

もしご入用なら、以下のリンクから私のノートにいけますので、ご自由に保存してください♪
Evernoteリンク:検索演算子まとめ
お気に入りバーへの登録はカンタンで、ノートをドラッグ&ドロップすればOKです。

【総括】Evernoteはメンドクサいのか?
さて、全3話でお送りしましたEvernoteのメンドクサいについて。
すべてを通して私が言いたいのは以下の通りです。
必要なノートを必要な時に取りだす。そのためにも、私はノートブックをジャンル分けして整理整頓し、タグで使用するタイミングをまとめています。
利用する理由や目的が明確なノートは、それを取りだすのに必要な仕組みを作っておく必要があります。これは、別にEvernoteに限った話じゃないですよね。
ですが、必要とする時期が明確なノートというのは、実はかなり少ないんです。
ちょっと気になったこと、日々の思いつき、もらって嬉しかったメール。
そんな、いつ必要になるかも、もしくは必要にならないかもしれないノートの方が山のように溢れています。
それらは全て、時間をかければ手に入れられる。これだけで、私には充分なんです。
「忘れたくないすべてのことを記憶する」
これが達成できている時点で、Evernoteを最大限活用できていると言っていいでしょう♪
だから、HAYAさんのようにノートが3つだけでもいいでしょうし、タグなんか作らなくたっていいんだと思いますよ!
使用目的がハッキリしているノートがある場合は、それを取りだす仕組みを作る(ノートブックやタグ、検索機能を活用してね)。
それ以外は、入れておくだけで充分なんです。Evernoteに“ある”だけってのが、実は重要なんだと思います。
from your @bamka_t
【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】第2話:整理整頓がメンドクサいを解消する。
2012.03/03 (Sat)
重要なお知らせ
-
ブログ移転のお知らせ!
▼当ブログは移転しました!新しいサイトは以下となります!!
http://bamka.info
▼お手数おかけしますが、RSSの再登録もお願いします!!
http://feeds.feedburner.com/bamka
それは、
◇メモするのがメンドクサい
◇整理整頓がメンドクサい
◇ノートを探すのがメンドクサい
この3つです。
前回は「メモするのがメンドクサい」を解消するために、私がやっていること・気を付けていることを紹介しました。
【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】第1話:メモするのがメンドクサいを解消する。 / あなたのスイッチを押すブログ |
今回は第2話、整理整頓のメンドクサさを解消していこうと思います。
キーポイントは、ノートブックの使い方。
■整理整頓の流れ
整理整頓の流れについては、以下のとおりです。このステップが少なければ少ないほど、手間が少ないため、整理が楽になります。
◇Inboxにノートが流れこんでくる
↓
◇(必要であれば)ノートに加筆する
↓
◇(必要であれば)タグを付ける
↓
◇所定のノートブックに入れる
このような流れになります。
2と3のステップについては、必要に応じてやります。つまり、必要がなければ、入ってきたノートは所定のノートブックに入れるだけ。
つまりノートを所定のノートブックに入れたら整理整頓は完了となるわけです。
そして、整理整頓のメンドクサさの根本はココ。
つまり、「このノート(情報)は、どのノートブックに入れるべきか?」。これに迷いが生じれば、それだけInboxをカラにするのに時間がかかり、メンドクサいと感じるのです。
■ノートブックをどれだけ作るか
私はノートブックをいっぱい作る派です。
ノートブックを最小限に抑えて、検索機能に頼る方法もあります。これはHAYAさんがやっていて、なんと3つのノートブックしか使っていないのだそう!これはスゴい。
Evernoteだってシンプルに3個のノートブックで誰でも活用OK | HAYA技 |
でも私は、「入ってきた情報の種類を適切に分類できるのであれば、ノートはいくら作っても乱雑にならない」と思っています。
ただし、だからと言っていきなり大量のノートブックを作ることはオススメしません。
最初は4~5コぐらいのノートブックを作って、そこから徐々に増やしていくとスムーズです。
そうじゃないと、「このノートは、どっちのノートブックに入れようか?」という迷いが出てきてしまいます。これがあると整理にメチャクチャ時間がかかってしまうんです。
「こういう種類のノートはひとまとめにして、見返しやすくしといた方がいい。」そう思えるのは、Evernoteを使って少し時間が経ってからになるでしょう。
■入ってくるノートの種類を理解する
Evernoteに入れる情報の種類を理解するのは大切。
どうやって分けていくのが適切かは、使い方によって違ってきますが、例えば私の場合は、以下のように大別できます。

◇残しておきたい情報
・チェックリスト
・名言集、お気に入りのツイート
・生活情報(ワイシャツのサイズ、行きつけの歯医者の情報など)
・読んだ本の備忘録
・もらって嬉しかったメール
・名刺
などなど

◇ライフログ
→自分の行動についての記録
※「残しておきたい情報」と違うのは、行動の主体が私であること。「残しておきたい情報」は、他人の行動であったり、行動ではない単純な情報だったりします。

◇将来起こしたい行動・夢
→「Somedayノート」「Wantノート」と呼ばれる、この先やりたいことをまとめたものです。

◇ブログアイデア
→ブログのネタになりそうなアイデアを貯めておきます。

◇ウェブクリップ
→インターネットからの情報です。

◇仕事の情報
→仕事についての情報です。お客さんへの対応の記録なんかがメイン。

こんな感じで、入ってくるノートの情報の種類を大別しています。
■線引きをする上で助けとなるトリガー
私は以上のような分け方をしています。この分け方で私は自分の中でハッキリと線引きができていますが、それは誰にとってもそうであるとは限りません。
自分なりの線引きを持つことが大切です。
そこで、その線引きの役に立つトリガーを少しお話します。
◇未来に行動が必要か、過去の記録か。
Somedayノートとライフログは一致しません。これからの行動の役に立つのか、行動の記録かはハッキリ分かれます。
◇情報のソースがどこか。
Twitter・メール・ウェブクリップなど、その情報を取得したソースで分けるのも良いです。
◇自分のどんな役割での情報か。
人はいろんな役割を持っています。友達・家族・恋人・会社員・ブロガーなどなど。その役割毎に必要な情報は違ってきます。私の「ブログアイデア」「仕事の情報」はこの分け方ですね。
◇自分の生活に関する情報
ワイシャツのサイズ・頂いた名刺など、生活に関する情報は、まとめておくと便利です。
※参考記事:Evernoteを4年使って「本当に入れておいて良かったもの」12選 / iPhone女史
■ノートブックさえ決まっていれば整理は終わり
自分でノートの種類を分けるときに大切なのは、重複しないこと。自分の中で明確な線引きができないのであれば、それはノートではなくタグを使用するべきです。
そうでないと、「このノートはどこに入れるべきか?」と悩む時間が生まれてしまいます。
逆に言えば、先述したとおり加筆やタグ付けが必要ないなら、ノートブックに分け入れたその時に、整理は終わります。
ですので、Inboxに入ってきたノートをキレイにジャンル分けできる仕組み、「ノートブックの使い方」が明確なのであれば、整理整頓はそこまで苦労する作業ではありません。
■タグは「まとめたい情報」として付ける
ノートブックを使うのは、その情報の種類でわけると、見返すときに便利だからです。
「ライフログ」というノートブックは、私の行動を記録した1冊の本です。「ブログアイデア」というノートブックは、ブログを書くためのアイデアが詰まった1冊の本です。
でも、例えばEvernoteについての情報をまとめたいときは、ノートブックで分けるのは得策とは言えません。
「ライフログ」でも「ブログアイデア」でも「ウェブクリップ」でも、Evernoteに関わる情報はノートブックをまたがって存在します。
そんな「ノートブックをまたがって存在してしまうキーワード」を串刺しにしたい時にタグを使用します。
私がタグで便利しているのは、ブログでまとめ記事を書くときです。
Evernote系のまとめ記事を書きたい時に、Evernoteタグを引っ掛ければ、自分のアイデアからウェブクリップまで、すべての情報を一覧できます。
Evernoteを使ったタスク管理記事を書きたいなら「Evernote」「タスク管理術」というタグで検索をかければ良い。
こういう情報はノートで分けられないので、タグを使用することこそが便利なんです。
結論が見えづらくなってしまいましたね。
要は「ノートをノートブックに入れる」。これが整理整頓の終着点です。
そして、ノートブックは「あとで見返したい情報」を「ハッキリとした線引き・ジャンル分けを持って分ける」。
この仕組みさえシッカリしていれば、整理整頓は難しいことではありません。
タグ付けは必要があればすれば良いですし、それは後からでもできます。(検索の際に「タグの付いていないノートだけを引っ張り出せます)
では次回は、情報を引っ張り出すメンドクサさを解消していきます。お楽しみに♪
from your @bamka_t
【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】第1話:メモするのがメンドクサいを解消する。
2012.03/01 (Thu)
重要なお知らせ
-
ブログ移転のお知らせ!
▼当ブログは移転しました!新しいサイトは以下となります!!
http://bamka.info
▼お手数おかけしますが、RSSの再登録もお願いします!!
http://feeds.feedburner.com/bamka
なんでも保存できて、便利なのはわかる。けれども、それを使い倒すことができない。
そこには大きく3つの「メンドクサい」が、私の前に立ちはだかっていたのでした。
それは、
◇メモするのがメンドクサい
◇整理整頓がメンドクサい
◇ノートを探すのがメンドクサい
この3つです。
逆に言えば、この3つのメンドクサいを解消できたその日から、Evernoteを使うのが苦痛じゃなくなってきたのです。
さて、それでは私がいかにこの3つのメンドクサいを解消してきたか。それをお話します。
ですが、一気にお話しするにはボリュームが大きすぎるので、全3話に分けてお話しすることにします。
今回は、「メモするのがメンドクサい」問題について、解消していくこととしましょう。
■メモをするのはメンドクサい
これを解消するには、いかに手間を省くかにかかっていると思っています。
メモは、手が加われば加わるほど、こだわればこだわるほど、メモをすることを渋ってしまいます。
いかに手間をなくして単純化するか。これが、メモをし続けるためには最も重要です。
さて、では私がEvernoteにメモをする際に気をつけていることについてお話します。
■カタチにこだわらない
まず最初に、私がいつも気にしていること。それは、カタチにこだわらないことです。
私は性格上、なんでもキレイにやろうとしてしまいます。それゆえに、メモを取るときもキレイな形にして残そうとしてしまう。
ですが、そうするとメモしないんです。
「こだわること」=「メンドクサい」と繋がってしまい、結局はメモをすることを止めてしまう。
ですから、まずはカタチを捨てることです。キレイな完成物として残すのではなく、歪でもいいからスピードにこだわるようにしましょう。
※参考リンク:メモとはトリガーである。その場ですべてを記録する必要はないのであって、メモることを諦めてはいけない。 / あなたのスイッチを押すブログ
さて、それでは具体的にどうやってメモを残しているのか。それについてお話します。
■文字入力だけならFastEver
文字入力だけであれば、FastEverがオススメ。


カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: rakko entertainment - rakko entertainment(サイズ: 2.6 MB)
アプリを起動→文字を入力→送信。
この3ステップだけで、Evernoteにメモを残せるので、私は大変重宝しています。
メモするときは、タイトルやタグなんかは一切つけません。そんな時間をかけたら、私のメンドクサいスイッチが押されてしまい、続けられなくなってしまいます。
■目に見えるモノは写真にする
目に見えるけど言葉で表現しづらいモノ。もしくは、紙に書いたメモ。
これらについては写真にしてしまいます。例えば、以下のようなモノたち。
・ロディアのメモ
・手帳のデイリーページ
・名刺
・書類
・感動した景色
・読んだ本の気になったページ
言葉を選んだり、紙に書いたメモを転記したりしていては、メモをする気が削がれてしまう。
ですから、文字にするのが手間だと感じた瞬間に、ちゃちゃっと写真にしてEvernoteに送ってしまいます。
こんなときに便利なのが、FastEver Snap。アプリを起動→写真を撮る→送信と、たった3ステップでEvernoteへのメモが完了です。


カテゴリ: 仕事効率化, 写真/ビデオ
販売元: rakko entertainment - rakko entertainment(サイズ: 2 MB)
■テンプレートはメンドクサがりの強い味方
言葉でメモをする際に気をつけたいのは、考える時間がどれだけ取られるかということ。
例えば私の場合、日記やライフログがこれに該当します。いろいろ文章を考えちゃうんです。
これをFastEverでメモろうとすると、「あーでもない、こーでもない」と考えてしまい、どんどんメモがめんどくさくなってきます。
そこで、考えることを極力減らしたいときには、テンプレートを活用します。
私の場合、iPhoneであれば「えばろぐ」。パソコンであれば、Evernoteに予め「テンプレートノート」をつくっています。
※参考リンク:日記を書くならテンプレートを作ろう。4行日記とえばろぐのススメ。 / あなたのスイッチを押すブログ
型が決まっていれば、あとは空白を埋めるだけでいい。考えたり悩んだりする手間を省いてくれるのが、テンプレートの力です。
■受信・送信メールはEvernote専用アドレスへ
Evernoteには、アカウント毎に専用メールアドレスがあります。そのメールアドレスにメールを送ると、本文をEvernoteに保存してくれます。

メール関係であれば、このEvernote専用アドレスを最大限に活用します。
そのためにも、まずはEvernoteの専用アドレスを、自分の連絡帳に保存して、いつでも呼び出せるようにしておきましょう。
受信メールであれば、転送でEvernoteに送ります。
これは、イベントなどの案内メールなんかに重宝しますね。スケジュールに転記する暇がないときなんかは、考える暇を与えず、すぐに転送します。
送信メールであれば、BCCにEvernoteを入れます(CCに入れないように注意)。送ったメールの内容を覚えておきたい時にはとても便利です。
■ウェブページはキーワードと共にクリップ
ネットで気になった情報については、思い立った端からウェブクリップします。
私はGoogleChromeを使っているので、Evernoteの純正エクステンションを利用中。活用方法は以下のリンクを参考にしてみてください。
※参考リンク:Evernoteのウェブクリップをするときに、必ず行いたい一手間 / あなたのスイッチを押すブログ
ここでもやはり大切なのは、躊躇いを捨てること。「イイね!!」と感じた瞬間には、すでにクリップしているぐらいの勢いです。
■ウェブサービス系は極力自動化する
TwitterやInstagram、FoursquareやFlickr。自分が利用しているサービスについても、その記録は極力Evernoteに入れておきたい。
ただ、これらウェブサービスを、個別にEvernoteに入れる作業なんてのは、2度手間以外に他なりません。そんな面倒はかけられない。
そこで、これらのサービスを利用したら、自動的にEvernoteに保存される仕組みを作っておきます。
Twitterであれば、「ツイエバ」を使って一日のツイートをまとめてEvernoteに保存してます。
その他のサービスは、「ifttt」というサービスを利用すれば、だいたい網羅できます。
※参考リンク:【Webサービス】EvernoteからFBまで、なんでも自動取り込みできる『ifttt』が便利すぎる!! | 世界をぐるりとBusidea
■その他に困ったら、とりあえずメールしとく
以上で紹介してきた方法で、ほとんどのメモは取りつくせます。
ですが、もし想定外のことをメモしなければならなくなったときはどうするか。
そんな時は、とりあえずEvernoteにメールしておきます。写真でもファイルでも、メールに添付してEvernoteに送信。
これでだいたいのことが済ませられるってのが正直なところです。それだけメールって機能は便利なんですね。改めて思います。
今回の方法で、あらかたのインプットは出来るかと思います。
ですがこのままだと、Evernoteが乱雑してしまって、「Evernoteを開きたくない症候群」が発生してしまいます。
そこで次回は、入ってきたメモをどうやって分けていくか。「仕分けするのがメンドクサい」を解消していこうと思います。
最後にもう一度。
メモをし続けることで重要なのは、メモを完了するまでの過程を単純にすること。これが大切。
カタチにこだわらずに「とりあえずEvernoteに突っ込む!」というのが、メモを取るメンドクサさを解消する手段です。
from your @bamka_t
