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引き算の文章術。私が実践している、読みやすい文章の作り方。
2012.05/30 (Wed)
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想いはどうしたら相手に伝わるのか。考えても考えても、未だに答えは出ていません。
ですが幸いなことに、毎日3,000人以上の方が、私の文章を読みに来てくださっています。これはとてもとても有難いこと。
ですが、私の文章は特別なものではありません。クセもなければ、笑いも取れない。 唯一、私が「bamka_tの文章」を書ける理由があるとすれば、それは私の文章に対する考え方だと思います。
それが、「文章は引き算だ」という考え方。
長く書こうと思えば、私はいくらだって書けます。伝えたいことは山ほどあるので、それを止めどなく垂れ流すことは造作もありません。
ですが、長ったらしい文章は想いが届きにくい。遠回りをしてしまう分、逆に伝わりにくくなってしまうのです。
では、具体的に何を減らせばいいのか。文章の中で、いらないものは何か。
今日は、引き算の文章術についてお話ししましょう。

(Photo: [http://www.flickr.com/photos/fotofortimbras/2055025329/{El cinco invertido By Fortimbras}])
■文章における主張は1つに絞る
◇文章に含まれた主張は1つに絞る
まず、自分が主張したい想いは1つに絞るべきです。
話が2転3転してしまうと、読み手は「結局なにが言いたいの?」と感じてしまいます。
伝えたい想いがあるなら、それに注力すること。それが、どんなに長い文章になったとしてもです。これがとても大切。
言い足りないのであれば、それは別の機会に回しましょう。
◇段落においても、言いたいことは1つ
長い文章を読みやすくするために、段落を使うことがあります。その段落1つ1つでも、要点を絞りましょう。
逆に言えば、2つも3つも言いたいことがあるのなら、その数だけ段落を作ればいいのです。
◇文の中でも、言いたいことは1つ
1つの文の中でも、言いたいことは1つだけです。
例えば、以下の文。
「明日の会議は13時から始まり、部長も同席されるので、社内の要望などを各自まとめておいてください」
言いたいことが日時の連絡なのか、会議の内容についてなのか。読み手も困惑してしまいます。
両方とも大事なのであれば、文を分けるべき。「会議は13時からです」「社内の要望をまとめておいて」と、文を短く分ければいいだけのことなのです。
■センテンスを短くする
センテンス、いわゆる文ですね。文は1つの塊です。この塊の集合が、文章になります。
ここでは、文を短くするコツを3つお話しします。
◇なくても伝わるなら、それはいらない一言
例えば「基本的に」「簡潔にいうと」など、別になくても文意を削がないのであれば必要はありません。
余計な修飾語は、極力なくしていきましょう。
◇1つの文の中に同じ単語を入れない
1つの文の中に、同じ単語が複数回でてくる必要はほとんどありません。もしそうなった場合は、もしかしたら主張が2つ以上含まれているかも。
であれば、言い回しを変えて、文を分けてしまったほうがいいですね。
◇ダラダラした表現をなくす
「というようなこと」など、無意味に文字数を増やす表現はなくしましょう。
言い切りたくない。あいまいな表現で逃げ場を残したい。そういう気持ちも分からなくないですが、読み手にとっては嬉しくない配慮です。
そこはバシッと言い切ってしまいましょう。
◇主張・詳細・理由は別々の文で
一つの文で説明し切ろうとすると、どうしても長くなってしまいがち。
「◯◯だ!」「例えば××」「なぜなら**」と、別々の文にしてスッキリさせよう。
ただし、接続詞の使い方には注意。正しく使わないと、意味が曲がって伝わってしまいます。
■読み手の考える隙を減らす
文章は、相手に伝えるもの。ですので、読み手が考えたり悩んだりする文章は、良いとは言えない。
私は小説家ではありません。ですので、読み手によって解釈が違っては困るのです。
また、私が目指すのは「流れる文章」。
つまり、文章の途中で考える必要がなく、スルスルと頭に入っていく文章。これこそ、私が考える"良い文章"なのです。
そのために私が気をつけていることを3つ、お話ししましょう。
◇主語と述語をなるべく近づける
文の基本構造は、主語と述語です。
これが極端に離れてしまうと、その文の主張が見えにくい。読んでいても「あれ?なんの話だっけ?」と忘れられかねません。
◇2つ以上の解釈ができないように
読点の位置は正しいか?語順は正しいか?どの単語を修飾しているか明確か?
これらを正しい配置にしないと、いくつかの解釈ができる文になってしまいます。そうすると、あなたの意図が曲がって伝わるかも。気をつけましょう。
◇漢字を減らす
相手に考えさせないのが、良い文章。自分の博識をひけらかす場では決してありません。
ですので、意味もなく難しい漢字を使って、読み手を困らせるのはやめた方がいいでしょう。
読みやすい文章にするために、漢字を優しい言葉で言い換えたり、ひらがなカタカナを活用するとイイですね。
■あとがき
昔々、私は自分が書く文章が嫌いでした。
なんのクセもないので、自分の個性のようなものが見つからなかったからです。「自分の文章は自分にしか書けない」と、自信をもつことができませんでした。
面白い文章を書くことも、人を笑わせることもできない。あるときは無理に笑いを取ろうとして、空回りを続けた時期もありました。
ですが、ただ1つだけ、私がずっと気をつけてきたことがあります。
それが、「どうしたら伝わりやすい文章になるか」ということ。
今の私がそれを達成できているかは分かりません。ですが、ただこれだけを気をつけてきただけで、今では「私にしか書けない文章」ができあがりました。
無理に自分を曲げる必要もないし、誰かのマネをする必要もありません。
しかし、どうしたら相手がわかりやすいか。それだけは気を配るべきだと私は考えています。
from your@bamka_t
■関連エントリー
◆ブログを始めた頃に抱えていた20の不安。今の私はどう感じているか。 / あなたのスイッチを押すブログ
◆ブログとはラブレターだ。そこに文才は必要だと思いますか? / あなたのスイッチを押すブログ
◆ブログのタイトルで最重要視している2つのコト。タイトルには記事の要約とリズムが大切。 / あなたのスイッチを押すブログ
ブログのタイトルで最重要視している2つのコト。タイトルには記事の要約とリズムが大切。
2012.05/19 (Sat)
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【読了時間:約5分】
ブログで最も重要なのはタイトルだ!!
…とは私は思いませんが、タイトルが重要であることは確かであります。
タイトルとは、いわば記事の看板。
人は看板から、いろんなモノを想像します。そして、興味をもてば、のれんをくぐる。この流れは料亭でもブログでも変わりありません。
では、自分が書いたエントリーの看板は、どうしたらいいのか。
今までも諸説言われてきていますが、その中でも私が気を付けている点をお話しようと思います。
本エントリーは、大きく2つの項目に分かれています。
1つ目は、タイトルに書くべき内容について。
2つ目は、どうやって書いたらいいか。
この2点です。では、参りましょう。

(Photo: [http://www.flickr.com/photos/wowstanley/76842973/{iPod iPod iPod... By stanley}])
■タイトルには、本文のすべてを集約する
さて、それではタイトルに書くべき内容についてですが。
一言で言ってしまえば、本文のすべてを包括するような内容です。
読者には時間がない。大量に公開されているブログのなかで、自分のブログに割いてくれる時間なんて、限られています。そんな中で読者が求めるものは、結論。
時間がないからこそ、結論を早く手に入れたい。これは、自分が読者のときでも感じることでしょう。
しかし、ブログのタイトルには枠が決められていて、無制限に文字を書けるわけではありません。だからこそ、本文の中から重要な点だけを抜きだして、タイトルとするのです。
これが、私の基本的な考え方。
すべてを書きたいけど、制限があるから重要な部分だけを抜きだす。というわけです。
では、そこで重要だと思われることが何か。それは、以下のような内容です。
◆問題提起と解決法
自分がぶつかった壁と、それを打ち破ったときの解決方法を書いたなら、その2つをタイトルに盛りこんでしまいます。
いわゆるトラブルシューティング系の記事や、新たな発見・気づき系の記事がそうですね。
例えば私だと、この記事なんかがそうですね。
◇Evernoteで10万ノートを超えるとどうなるか。実際にやってみた結果の検証レビュー。 / あなたのスイッチを押すブログ
このタイトルであれば "Evernoteの上限に対する不安を解消する" というメッセージが含まれています。
◆誰に宛てて書いているか
明確に「誰々に向けて書きます!」というわけではありません。
例えば以下の記事みたいな感じ。
◇Macでブログを書くうえで欠かせない3つのテキスト入力補助アプリ。しかも全部無料です。 / あなたのスイッチを押すブログ
このタイトルでは、暗に「Macユーザー」であり「ブロガー・文章を書く人」へ向けて書いています。
読み手からすると、自分のステータスに合致するキーワードがあれば、自分に関係があると思うもの。
だから、明確に「〇〇へ」としなくてもいいのです。
◆Benefitを提示する
Benefit=利益。つまり、この記事を読むことで、どんな利益が得られるかを明示するようにします。
例えば、以下のような記事。
[iPhone] メモリ開放すれば、マルチタスクに残ったアプリアイコンを消す必要はない。 / あなたのスイッチを押すブログ
この記事は結構極端ですけどね。
タイトルにすべてのメリットを明示しているので、極論を言えば記事を読む必要はありません。
ですが、それで良いと思うのです。詳細について知りたい方が、本文を読んで頂ければ。
自分が読み手の立場に立ったときに、どんな記事が嬉しいかを考えたら、自ずとこうなったという感じです。
これら3つが、私がタイトルを決める際に気を付けている内容です。基本は、内容のすべてを集約するということ。これが、やっぱり大切なんだと思うのです。
さて、じゃあ実際にタイトルを書くにあたって、書き方のコツをお話しましょう。
■気持ちいいタイトルを書く
タイトルに盛り込む内容は、先述したことを大切にします。では、それをどうやって書くか。
基本的には「どうやったら気持ちいいタイトルになるか」という考えがベースになっています。
それは語呂であったり、目で追ったときの流れやすさだったり、とても感覚的なモノ。ですが、この感覚がとても大事で、自然と頭に流れていくようなタイトルを目指しています。
では、そのためにできることは何か。それは、以下の3つです。
◆リズムを気持よくする
文字は目で追っていても、頭の中ではリズムが刻まれます。そのリズムが気持ち悪いと、なんだか腹の下のほうが消化不良でゴロゴロしてしまう。
リズムのイイ文章を書くコツは2つ。
1つは、声に出して読んでみる。
自分で書いているとどうしても感じにくいので、実際に声に出して、自分の耳で聞いてみることをオススメします。
もう1つは、4拍子。
これは音楽的なものですが、「タンッ!!タンッ!!タンッ!!タンッ!!」というリズムが大事。なんとも言葉では伝えにくいですが、これについてはJMatsuzakiさんが綺麗にまとめています。ぜひ参考に。
◇ウザ愛されるブログ記事理論~第二節:キメフレーズは4分の4拍子に~ | 旧jMatsuzaki
◆センテンスを2つに分ける
これもリズムを保つために気にしていることです。
私の記事のタイトルを見ていただくと、そのほとんどが2つのセンテンスに分かれていると思います。
◇iPhoneでイライラしたくない人へ。最速を求めた17の設定・Tips・アプリの活用術。 / あなたのスイッチを押すブログ
先述した内容をタイトルに書こうとすると、結構な文字数になります。それを1つの文章にしてしまうと、長々として読みにくい。
そこで、センテンスを分けるのです。
これはブログの本文でも同じですね。なるべくセンテンスは短く、言いたいことを集約すること。こうすることで、読み手に分かりやすい文章を意識しています。
◆32文字ぐらいを目安にする
タイトルに情報を盛りこみ過ぎると、いろいろ弊害が起こります。
その中でも一番の弊害が、RSSなどでタイトルが切れてしまうこと。
ブログに来て頂く入り口はいろいろです。はてブ、Twitter、Facebook、RSSなどなど。それらに記載されるのが看板であるタイトルですが、文字数には制限があります。
なので、タイトルがあまりに長いと内容が伝わりきらず、途中できれてしまう。この、リズムと情報量のちょうどイイ文字数が、32文字程度なのです。
これは、以下の記事を参考にしています。タイトルに関する重要なメッセージが盛りだくさんでオススメです。
本当は教えたくないSEO!アクセス数が20倍になったブログタイトル32文字の法則 | Chrome Life |
■あとがき
ブログを書くうえで、タイトルは看板です。
人は看板をみて、お店の中を想像します。タイトルをみて、そのエントリーが自分にとって有益かどうかを想像します。
なのでタイトルが重要だと、皆さん口をそろえて話すのですね。
意識するだけでも違います。リズムの話などは、頭の片隅に置いておくだけでも役に立ちますのでね。
見栄えのいい看板を目指しましょう。
from your @bamka_t
■関連エントリー
ブログネタにお困りの方へ。アイデア創出に困ったときに私が実践している5つの視点。 / あなたのスイッチを押すブログ |
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ブログに挿入する画像へのこだわり。画像ソースとサイズへの気配りについてお話します。 / あなたのスイッチを押すブログ |
【まとめ】ブログを書くうえで参考にしてきた文章系エントリー達。
2012.03/13 (Tue)
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そして、その文章を書くことを苦手としている人も、意外と多い。
たぶんに漏れず、私も文章を書くことがそこまで得意ではありません。
ですが、こうやってブログを書いていく中で少しずつ育めたスキルの一つでもあります。
そこで今回は、私がこれまで参考にしてきた「文章についての記事」をまとめてみました。
理路整然とした文章が書けない。人に想いを伝えきれていない気がする。読みやすい文章ってなに?
そんな疑問に答えてくれる、とても参考になる記事ばかりです。
■文章の構成について
ブログを書くうえで、その構成については色々と頭を悩ませてきました。
でも、噛み砕いてみると実は単純で、カンタンなことだったんです。
プレゼンやブログが伝わる文章の基本。良書に学ぶ「書く技術」 | お土産屋さんブログ |
シゴタノ! ― BT016:文章力=言い訳力? |
大切なのは、言い訳力。どれだけ言い訳を書き連ねていくか。これがブログを構成する単純な構図です。
ある一つの主張があって、それについての理由を3つ4つ並べていく。自分にとっての "言い訳" を並べていけば、理由と原因のハッキリした文章になるんです。
別に、誰にも突っ込まれることのない鉄壁な根拠が必要なわけじゃありません。自分の主張に対する、自分なりの理由があればそれでオッケーです。
■文章の技法やテクニック
書きやすい文章を書くために、技法やテクニックを知っておくのも大切でした。
でも、テクニックに頼ればいいわけでもない。
"知っておく" ということが大切なんだと思います。
私の文章を読んで頂いてわかるように、なにか特別なことしているわけではありません。むしろ思いついた端から書きまくってます。
ですが、知識として知っているのと知らないのとでは、文章の書き方が全然違ってきます。
読みやすい文章を書くための技法 - #RyoAnnaBlog |
驚くほど違う→あなたの文章を最適化するたった4つのルール 読書猿Classic: between / beyond readers |
心に残る文章を書くための修辞技法 - #RyoAnnaBlog |
シゴタノ! ― 何かを説明する時の、二つの「たとえ」 |
■文字だけが伝える手段ではない
文章というのは手段であって、その目的は伝えることにあります。
ですので、目的を達成することが大切なのであって、それは文章だけを使う必要はありません。
だからこそ私も、画像や動画を使用して、読んでる方々が分かりやすいように努めています。
目的を見誤ってはいけませんよね。
ブログ記事を読んでもらうための10の書き方 | Webクリエイターボックス |
■文章で一番難しい部分をカンタンにする
仕事でのメールは、意外と書きやすい。
それは、文章が相手の宛名と挨拶で始まり、締めの句で終わるから。つまり、ある程度型が決まっているから楽なんです。
これはブログでも応用できること。
つまり、自分のブログを、ある一つのフォーム(型)にハメてしまうと、途端に書くのが楽になります。
文章の一番難しい部分を、いとも簡単に乗り切る方法 |
■まずは書くことが大切!!ということの裏付け
「なにはともあれ、とりあえず書け!」「書き続けることが大切!」と、よく聞きます。ですが、最初はあまり理解できませんでした。
私は、言葉ではテキトーと言いつつ、実は完璧主義なところがあるんです。えいやぁと勢いでできない性格が、たまに邪魔をする。
でも、ブログをやっていて気づかされたのは、完璧を求めていてはいけないということ。
すべての準備が揃ってから動こうとすると、実はなにもできないんだと理解しました。
"今" とか "瞬間" の感情や想いが大切で、その想いの確信を得てから動いていては、ブログは書いてはいけないんです。
シゴタノ! ― BT015:非の打ち所のない完璧な文章は一生書けない |
シゴタノ! ― 量を書くって事はチャンスが増えるってこと |
文章というのは、伝えるための一つの手段であり、方法です。
そのツールに振り回されてしまっていて、ツールを使いこなせないと嘆いてはもったいないです。
だって、道具ってそうじゃないじゃないですか♪
自転車に乗れるようになるまで、自転車に乗ってはいけない。こんな不思議なことはありませんよねww
書きながら、自分なりに文章を使いこなしていきましょう!私も、そうやってきたのです♪
from your @bamka_t
番外編:【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】を書いて。シリーズ物で気をつけたいこと。
2012.03/05 (Mon)
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やり終えた―っていう達成感もそうですが、反省点が多く残る、でも学びの多いエントリーとなりました。
何が一番の反省点かって、ちゃんと伝えたいことを伝えられているのかどうかってこと。
第3話の総括に込められた想いがすべてであるにも関わらず、あっちこっちへ話題がぶっ飛んだ感じが否めないのです。私がそう思うのだから、読んでいる方々もそう感じたはず。
言葉で伝えることは、それほどまでに難しい。
でも、それで凹んでいては次の成長に望めない。自分の反省点を踏まえて、次のシリーズ物に備えたいと思います!
■シリーズを通したシナリオは用意しておくべき

文章の構成って、いつもだいたいはこんな感じをイメージして書いています。
◇書き出し
=疑問の投げかけ・不安の煽り・軽い結論、などなど
◇本文
=疑問への答え・不安の解消方法・結論へ繋がる理由、などなど
◇終わり
=エントリーを通したまとめ・総括・言いたいこと
この流れは1つ1つの記事を書くときにも大切なことですが、シリーズ物や長文でも同じこと。
シリーズ物の場合は、シリーズ全てを通してもこの流れに沿っていて、加えて1話1話もこの構成に沿って話を進めていきます。
この大まかな流れを、書き始める前から作っておく。つまり「シナリオ」を作っておくのがとても重要。
それを改めて実感しました。
これを予め作っておかないと、読み手に対して投げっぱなしになる恐れがあります。
■投げっぱなしは読み手にストレスを与える

これ、自分が読み手に立ったときによく思うことで、だからこそ自分の記事には気をつけようと思っていることです。
文章の書き出しは、いつも何かしらの問題提起や不安の提示があるわけです。書き手が読み手に対して、勝手にバクダンを持たせるわけですね。
で、それを解消するために本文があるのです。持たせたバクダンの解除方法を教えるわけです。
そうすると読み手としては、不安やもやもやが解消され、スッキリとした気持ちになれます。
では、シナリオを持っていないとどうなるか。
読み手としては、頼んでもいないバクダンを持たされて、そのまま放置される感覚。もちろん、不安や憤りを感じますよね。
これが、ブログなどでは気をつけたいこと。着地地点があって、初めて文章は書き始めるするべきなんです。
■新たな発想という誘惑は大敵だ

こうやってシリーズ物を書いていると、書いているうちにドンドン新しいアイデアが浮かんでくるものです。
「もっとこうやったらいいんじゃないか」「こういうやり方も有りなんじゃ!」と、アイデアが沸々と湧いてくる。
これはこれで喜ばしいことです。しかし、そのアイデアを本文に載せるのはちょっと待って。
そこはグッと堪えないと、取り返しの付かない脱線になってしまいます。
マンガで言うところの「敵キャラに新しい能力つけたら、強くなりすぎて主人公が勝てなくなった現象」が起こってしまうわけです。ハンター×ハン・・・ごふんごふん。
シナリオを立てて、それを忠実に遂行する。
単純なようで、意外と難しいもんだとつくづく思った経験でした。
でも、いい経験になった。そして面白かった♪
こうやって連載モノをやると、読み手としてもワクワクしますしね!
またなんかの機会にやろうと思います!その時は、もっと理路整然とした読みやすい文章を創り上げてみせますぜ。
from your @bamka_t
■関連リンク
【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】第1話:メモするのがメンドクサいを解消する。 / あなたのスイッチを押すブログ |
【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】第2話:整理整頓がメンドクサいを解消する。 / あなたのスイッチを押すブログ |
【Evernoteが続かない3つのメンドクサい】第3話:ノートを探すのがメンドクサいを解消する。 / あなたのスイッチを押すブログ |
ブログとはラブレターだ。そこに文才は必要だと思いますか?
2012.02/28 (Tue)
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伝えたい想いがあり、
伝えたい相手がいる。
違うのは、伝える手段がブログだったという点。
それだけです。本当に単純に、それだけだと思うのです。そこに才能なんかは必要じゃない。
想いを伝える。ただそれだけのために、才能なんかは必要ない。
■想いがあるからこそ、文にする

ラブレターを書こうと机に向かったとき、そこには伝えたい想いがあるはずです。
これは私がキーボードの前に座り、パソコンの画面を目の前にしたときと同じ感情です。
つまり、「私には伝えたい想いがある」。
EvernoteやiPhone関係の記事が多いのは、私自身がこれらのツールに助けられたからに他なりません。そして、多くの方にもそれを同じく体験してもらいたい。
だからこそ、こうやってキーボードを叩き続けているのです。
■文才がないから想いを伝えることを諦めるのか?

好きな相手がいて、その人に想いを告げたい。
そう思ったとき、あなたは自分に文才がないからと、筆を取ることを諦めるでしょうか。
否、そうではないですよね。
伝えたい想いがあるのならば、そのカタチがどんなに歪になろうとも、書き終えることを諦めることはないと思います。
書いていく中で悩みがでるのは当然です。どうやって伝えようか、どうしたら伝わるか。書いていく中で初めて頭を悩ませる問題です。
でも、「ラブレターを書き終える」という行為を、諦めることにはならないんです。
■人が書いたから自分は書かないのか?

「昨日、武士がお前に送ったラブレターあるだろ?オレも同じ気持ちなんだ。」
そう言われても、彼女としては嬉しくもなんともないですよね。
例え他の男が彼女に言い寄っても、それとは別に自分の伝えたいことがあるはずです。好きだという感情が、例え武士と同じでも、そのカタチは違うはず。
これはブログだって同じ。
他の人が書いたからと言って、自分が書かない理由にはなりません。"同じような想い"だったとしても、決して"同じ"ではないのですから。
それを表現しないでくすぶらせておくのは、もったいない。自分の想いは、自分の言葉で表現してみましょう。
それでこそ、彼女の心も自分に向くというもの。
■想いがあればいいのか?

伝えたい想いがあるからと言って、手紙一面に「好きだーーー」と書き連ねていいかと言うと、そうではありません。受け取った側も、これでは恐怖です。
じゃあどうするか。
好きだと想う気持ちには、なにがしか理由があると思います。それを伝えてあげればいいんです。
「一緒にいて楽しい」でも「笑ってる顔が好きだ」でも、「雨の日に傘を貸してくれた優しさが嬉しかった」でも。なんでもいいんじゃないかな。
大切なのは、想いの源泉がなんなのか。それを伝えることも、自分の想いを伝えることの一部なんです。
■どうしたら伝えられるかに頭を抱える

想いもあって、理由もある。あとは、どうやって伝えるか。
それが文章を書くテクニックです。「結論を先に書く」とか「センテンスは短くする」とか。
伝え方一つで、伝わり方が変わってしまう。これはやっぱり事実ですから、伝え方を学ぶことは大切だと思います。
ですが、これは文才の有無には関係のない話。
あとから身につければいいだけのコトですから、それは書きながら考えましょうよ。技術が身につくまで待っていたら、他の男に取られしまいますよ?
伝えたい想いと、伝えたい相手がいるなら、それはもうブログをやる大きな理由になっています。
そこに必要なのは才能なんかじゃなくて、気持ちだけなんです。
このエントリーについてだってそうです。
「最近 "文才" についてのエントリーが多く見受けられたので、私の考えも話したくなった!」という単純な想いだけで書いています。
こういうウズウズした気持ちを、率直に表現できるのがブログであり、文章です。
これが例えばミュージシャンであれば音楽で、絵描きならば油絵になるのかも。
でも、方法は違えど、みな同じ想いでいるんだと思います。それが私の場合、文章であり、ブログであったという話。
なにも躊躇うことなく、思ったこと・言いたいことを書こう。そして、伝えたいことをありのままに表現すればいいんですよ、きっと。
私は、これからもきっとそうしていきますよ♪
from your @bamka_t
■文才についてのエントリー
最後に、他の方々の "文才" についてのエントリーをご紹介。人それぞれ、いろんな想いがあって面白いです♪
たとえば文才について Singer Song iPhone |
ブログを書くということ。文才という「力」と その先に見据える「想い」。 | norirow's Diary |
やよこのiPhone~Largo♪ » 文才について考えてみたら。 |
たとえば文才について思うこと | goryugo |
「文才」から見えてくるこれからのブログのカタチ | けんけん.com |
kouseipapa.net » ブログ書く上で「文才」よりもっと大事な事。 |
