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書くという行為を最高に気持ちよくしてくれるオススメ文房具9選。
2012.04/29 (Sun)
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【読了時間:約7分】
私は学生時代から、無駄にシャープペンを集めてしまうような文房具好きでした。
それは今でも変わっていなくて、街中にくり出しては用もないのに文具屋に足を運んでしまいます。
なんだか、文具って不思議な魅力がありますよね。パソコンがこれだけ発展しても、未だ色褪せない魅力を放っています。
さて、そんな文具フリークスな私が、今までの知識と経験をフルに活かして、オススメの文具を一挙にご紹介してみようと思います。
特に私は、ペンとノートをこよなく愛しています。
ですので今回は、その2点に特化して、それぞれタイプ別にお話ししようと思います。
では、参りましょう。

■4色ボールペン:JetStream

4色ボールペンを使うなら、JetStream以外に選択肢はありません。
言い切ってしまっても、ぜんぜん問題ありません。それぐらい書き心地が気持ちいいボールペンです。
ゲルインクのような、ぬるぬるとした書き味。でも、ゲルインクじゃなくボールペンなんです。こんな不思議なインクは、他のボールペンではありえません。
しかも、ゲルインクみたいにリフィルが高くない。1本¥100未満という高いコストパフォーマンスを誇っていますす。
4色ボールペンはコレで決まりですね。
ちなみにオススメの太さは、0.7mmです。0.5mmだと少しカリカリとしますので、ぬるっとした書き味を求めるなら0.7mmにしましょう。
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■多色ボールペン:StyleFit

4色ボールペンは、黒・赤・青・緑の4色が基本です。
ですが、手帳やマインドマップを色とりどりに楽しく書きたいのであれば、この4色以外の色が欲しくなります。
そんな時に便利なのが、StyleFit。
これは、決まった色のセット販売ではありません。
まずボールペンの外身を買って、そのあとに自分の好きなリフィル5色を選び、組み立てる。そんなカスタマイズをするボールペンなのです。
リフィルの色のレパートリーがかなり多く、正直5色に限定することが難しい。でも、それがちょっと楽しい。
大切な書き味なのですが、他の多色ボールペンに比べて書きやすいと感じるのがStyleFitです。
基本の4色以外の色って、書き始めがかすれたりインクの出が悪かったりするものです。ですが、このStyleFitについては感じません。だからオススメなのです。
イライラしないで使える多色ボールペンとして、私のお気に入りです。
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■高級ボールペン:思い出と共に

外行き用で、少なくとも1本は持っておきたいのが高級ボールペン。また、一生モノと言えるペンを持っておくと、書くことへの意欲が沸々と湧いてきます。これは安物では味わえない感覚。
高級ボールペンはほとんどデザインで選ぶ物なので、自分の気に入ったデザインを見つけることが大事になります。
ただ、それ以上に私が大事だと思う要素があります。
それが、思い出と一緒に手に入れること。
一生モノの道具というのは、死ぬまで付き合っていく相棒のようなもの。ですので、思い出と一緒に手に入ると、それはそれは貴重な財産となるのです。
例えば、両親から譲り受けたり、プレゼントとして買ってもらったりするのはイイですね。自分で買うのなら、普通の日に買うのではなく、目標達成の記念に買ったりするのが良いと思います。
私の場合は、両親から誕生日に頂いた大切なMontblancのボールペンです。限定色の白で、シャープペンとのペア品なのです。死ぬまで絶対離さない一品。まさにお気に入りです。
高級ボールペンを探すなら、この「ペンハウス」というネットショップがオススメです。品揃えが豊富で、いくら見ていても飽きない。時間を忘れてしまうのでお気をつけを。
▼ペンを探すならコチラのサイトが超オススメ。
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■万年筆:サファリ

万年筆も、かなり奥が深いです。ブランドの違いだけでなく、その個体によって書き味が様々ですので、選ぶのがかなり難しい。
しかも、値段が高額なため、失敗したときの残念感がハンパじゃないです。
そこで、万年筆のぬるぬるとした書き味を、手軽で安価に満喫したい!という方へ。ラミーのサファリをオススメします。
ラミーはドイツのブランドで、品質に安心できる優良メーカー。そんなブランドの万年筆が¥4,000を切る値段で買えちゃうんですから驚きです。
書き味は、万年筆にしては少しカリカリと引っかかる感じはあります。ですが、今までボールペンがメインで、ぬるぬるとした書き味に慣れていない方にはちょうどいいと思います。
また、万年筆はその特徴として、書けば書くほどペン先が擦れて、自分の手に馴染むようになってきますので安心です。
それにサファリで使うインクはカートリッジ式なので、インクの詰替えの面倒さもありません。
総じて、手軽に万年筆を楽しみたい方にオススメの一品ですね。
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▼その他、万年筆の選び方について詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
万年筆選びで失敗しないための7つのポイント / あなたのスイッチを押すブログ |
■切り取り型の方眼ノート:ニーモシネ

ページをカンタンに切り取れるミシン目がついた、方眼のノート。閉じられたノートではないので、サクサクっと書いては、パッと切り離せる身軽さが特徴のノートです。
これで有名なのはロディアですね。
ですが、私はあまり好きではありません。というのも、方眼の色がスキじゃないのです。なんか青っぽくて、その色目が邪魔をして書きにくく感じてしまうんです。
そこで私がオススメなのがマルマンの「ニーモシネ」というブランド。
黒を基調とした外観で、中は薄いインクで方眼が書かれています。紙の質もつるつるとしていて、インクがよく滑るので書きやすいです。
また、紙の上部にはミシン目がついており、カンタンに切り取れるようになっています。
私が使うのはA4サイズで、ここにアイデアやメモを書きなぐります。そして、それを切り取って、スキャンスナップからEvernoteへ送信。というのがいつもの流れ。
書けるスペースがかなり大きいので、マインドマップやアイデア出しにはもってこいの一品と言えますね。
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▼メーカーのHPはコチラ。
ニーモシネ|プロダクト|マルマン株式会社 |
■手帳:ほぼ日手帳カズン

書くのが楽しい手帳の筆頭ですね。
私はもともと、7つの習慣の影響でシステム手帳を使い、フランクリンコヴィーのリフィルを愛用していました。でも、イマイチ使いこなせませんでした。
フランクリンを使用しているときから、ほぼ日手帳は知っていました。ですが「ビジネス用じゃないな…」と、勝手に候補から外していました。
ですが、実はこの手帳こそ、実用的かつ続けていける唯一の手帳だと気づきました。
ウィークリーはバーティカルになっており、デイリーのリフィルが一年分ついている。こんなに贅沢な手帳は他にありません。
間違いなく、私がいま最高にオススメする手帳ですね。
ちなみに私の手帳カバーは、ちょっと派手めのドルフィンブルー。外すならコレぐらい外したいと、かなり思い切った色をチョイスしました。
▼メーカーHPはこちら。
ほぼ日刊イトイ新聞 - ほぼ日手帳2012 spring |
■永久保存ノート:Moleskine

自分史として、自分が死ぬまで、いや自分が死んだあとも残し続けたいノートがあるなら、それはMoleskineで決まりでしょう。
紙のタイプは、罫線・無地・方眼などのさまざまありますので、自分の好みに合わせられます。
さて、背表紙のタイプがハードとソフトがありますが、これは必ず「ハードカバー」にしましょう。
ペラペラと折り曲がる背表紙の「ソフトカバー」は、保存にはオススメしません。
ハードカバーの背表紙は、かなり頑丈です。叩けばコツコツ言うぐらいの固さです。
この固さがあるからこそ、下敷きなしでもガンガン書ける。また、この頑丈さがあるからこそ、使い込んでも決して壊れることない、永久保存できるノートと言えるのです。
また、私がお気に入りなのはラージサイズ。
特徴として、ちょっと縦長なんですよね。それがまた、1ページとして丁度いい広さを演出しています。A4みたいに大きくなく「ちょっと大きな文庫本」ってぐらいで、手になじむ大きさなのです。
傍にいてくれる、とても愛くるしい大きさなのがGood!
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■無地高級ノート:Premium C.D. NOTEBOOK

私のアイデア出しノート。私が持つ数あるノートの中でも、かなり自由度を高く使用しているノートです。そのほとんどが落書きに近く、アイデア創出がメインです。
さて、このノートの特徴は、なんといってもスベスベした質感の紙。
そのスベスベと滑らかな紙質は、ボールペンのみならず、万年筆との相性もバツグンです。
万年筆のぬるぬるとした書き味を、最大限に活かしてくれます。しかも、紙が丈夫で厚めなので、裏うつりすることもありません。
ちなみに私が使っているのは、罫線など一切ない、まっさらなノートです。アイデア出しなんかをするなら、こういう真っ白なページの方が向いています。
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▼メーカーHPはこちら。
ペンを書き心地で選ぶように、紙も書き心地で選ぶ。こだわる大人のためのノート、「Premium C.D. NOTEBOOK」。 |
■安価ノート:ツバメノート
高級なノートが続きましたが、すこし安めのノートであればツバメノートがオススメです。
500円を下回って手に入るノートで、これ以上に良いノートはありません。コストパフォーマンスが抜群。
驚くべきは製本の方法。これ、糸で綴じているんです。
安いノートのほとんどは、背表紙を糊でくっつけています。これだと糊部分が弱く、使い込んでいるうちに剥がれてしまったりします。
だからこそ、安いノートのページ数は50枚そこそこが限界なのです。
しかし、このツバメノートは違う。糸綴じで丈夫だからこそ、100枚を超えるページ数をもったノートが作れるんです。そして、その最後の1ページになっても、壊れることなく使い続けられる。
こんなコストパフォーマンスを発揮できるノートは、他に出会ったことがありません。
最後の1ページまで書いてもへたらない。歴史と技術を感じるノートです。
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■あとがき
お気に入りを見つけること、お気に入りに囲まれること。
自分が大好きなものに囲まれて生活することこそが、習慣化の第一歩なんじゃないかなと思うのです。
パソコンが発達して、自分の手で書くことが少なくなってきました。
そんな時代だからこそ、自分の周りをお気に入りの文具で囲んで、物を書くということを習慣にしたいと思うのです。
あなたのお気に入りが、ひとつでも見つかったらいいなぁ。
from your @bamka_t
■関連リンク
▼ちょっと昔の記事になりますが。マインドマッパーとして有名なさをんさんが使用しているペン達です。
こんなペンでマインドマップ描いてます@2010年末 【 マインドマップ1年生 plus ライフハック! 】 |
▼"手で書く"ということの大事さを思い出したい方へ。
忘れたくないことはEvernoteへ。覚えておきたいことはノートへ。記録と記憶の違いから使い分ける。 / あなたのスイッチを押すブログ |
万年筆好きも唸るボールペン。ジェットストリームの書き心地が最高な件。
2011.09/27 (Tue)
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知る人は知っているボールペン「ジェットストリーム」。その書き味に魅了されてしまい、他のボールペンに浮気できない人も多いのでは?私は、コレ以外のボールペンは考えられない。

ぬるぬるとした書き味がクセになる
ジェットストリームの良さは、なんといっても書き味。力なんか入れなくても、ぬるぬる書ける。なんというか、紙に吸いつくような書き心地なんです。
この感覚を知ってしまうと、もう普通のボールペンには戻れなくなるほどです。ってか、私はジェットストリーム以外のボールペンを使う気はありません。
たとえば普通のボールペンだと、ある程度の筆圧が必要だったりします。加えて、書き出しのインクの出が悪くて、何度も紙にこすりつけたりすることもあります。
これってのが、めっちゃストレスになるんです。もっと優しいタッチでも書けなくちゃイヤだ。そんなワガママに応えてくれるのがコイツ。
書き味で言えば、万年筆やゲルインクペンも力を入れずにスルスルと書けます。だから私も万年筆だけは手放せないんです。
ただ、それぞれ欠点があるのも正直な話。
万年筆にはない良いところ
万年筆は、一つのペンに一色。これが基本です。なので、いろんな色を使いたいって時には出番なし。例えば手帳なんかには物足りなさを感じます。
また、インクは水性なので、弱い紙に書くと字が滲んでしまう。喫茶店のペーパーなんかには、間違ってもメモ書きなんかできません。
まぁ水性だから書き味がイイんですけどね。水性なのが良さでもあり、悪さでもあるんです。
その点ジェットストリームは、最大で4色+シャープペンのタイプが出ていますので、幅広く使えます。あとリフィルの色も豊富なのが嬉しい。ピンクとかオレンジとか、重宝してます。
油性のインクなので、紙に滲んだりももちろんありません。
ゲルインクにない良いところ
ゲルインクの最大の欠点は、なんといってもコスパが悪いこと。
書き味がいい分、ドバドバとインクが出るので、すぐにインクがなくなってしまう。私は最速で1週間でなくなりました。
加えてリフィルが高い。だって高いものだと¥200ぐらいするんですよー。
それに比べてジェットストリームは経済的。
ボールペンなので、インクのヘリが少ない。それでいてリフィルも¥84。これなら私のようなヘビーユーザーにも嬉しいのです。
私の手帳には、ジェットストリームが2本ささってます。
ひとつはオーソドックスな色を入れているペン。黒・赤・青・緑、プラスでシャープペン。
もうひとつは、違う色のリフィルを入れたペン。オレンジ・紫・ピンク・ライトグリーン。
これだけの色があると、手帳も賑やかになるので書いていて楽しいです。
字を書くのに、ストレスはいらない。ほとんど完璧と言っても過言じゃないくらい、ストレスフリーなボールペンです。一度、騙されたと思って試してみてくださいな。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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万年筆選びで失敗しないための7つのポイント
2011.09/08 (Thu)
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ちょっと前から、アナログブームなのか?って思うぐらい万年筆が注目を集めてますね。雑誌なんかでも取り上げられることが多くなった気がします。
私は大学時代から使ってますが、そのときは話題にもならなかったなぁ。だから、こうやって注目を集めて、特集が組まれて、日常で目にする機会が増えるとウキウキしちゃいます。
ただ、万年筆ってちょっと特殊な文房具なんですよね。へたな買い物しちゃうと失敗することが、ままある。いや、結構多いかな。私も何本か「買わなきゃよかった~」と思うものもあったり、買ったはいいけど使ってないものなんかがあります。
そこで「万年筆ってなんか・・・なんか魅力的!欲しい気がする!」って方のために、失敗しない万年筆選びを話そうと思います。

1.そもそも、本当に万年筆でいいの?
万年筆の購入を考えているのに、こんなこと言って申し訳ないですが。本当に、万年筆でいいのですか?
決して安い買い物じゃないです。それに手入れもめんどう。長い時間使わなかったらインクが固まっちゃうし、インクの色を変えるときは洗わなくちゃいけないし。
それに、キャップを外して5分も放置しておけません。インクが固まっちゃうので。ですから、思っている以上にキャップの着け外しが多いです。
あと、インクはもちろん水性なので、薄っぺらい紙なんかだと裏写りしちゃうこともあります。また、筆圧が必要な書類なんかには使えません。
・・・買いたくなくなってきましたか?笑
でも、意地悪で言ってるわけではないんです。私だって、普段使っててめんどうだって思うんです。便利さで言ったら、断然ボールペンの方が便利ですもん。
でも、このめんどうさを考えても、万年筆の魅力のほうが上回んです。
これだけ手間がかかるから、むしろ愛着が湧いてきます。それと、長く使っていける。だから、一生モノの自分の宝になる。思い出を刻み込めるものなんです。
それに加えて、書き味は他のどんなペンより滑らか。一度使いはじめたら、やみつきになる書き味です。そして、使ってるオレかっこいい。そう思えることです。オレカッコイイ。うん、大事だ。
正直、万年筆じゃなくてもいい場面って多いです。それでも、なにか万年筆にこだわる理由があなたにもあるのであれば、それはもう買うっきゃないでしょう!
2.必ず店頭で買う。
万年筆を買うときは、必ず店頭で買いましょう。中古でも新品でも、それはどっちでもいいです。ですが、買うときは必ず店頭。
そして、必ず試し書きをしてください。買うと決めた「その万年筆」で書いてみてください。これが失敗しない一番のポイント。
万年筆は、メーカー・種類によってももちろん、同じ種類のペンでも個体によって違いがでるものです。書き味が違ったり、インクの出の良し悪しが違ったり、インクの乾く時間が違ったり。
デザインだけでパッと決めるのではなく、自分に合った「世界で一本だけ」の万年筆を探しましょう。
3.ペン先の太さ。
さて、万年筆を買うときに悩むのがペン先の太さです。
ペン先の太さは様々あります。一般的に使われるのは、F(細字)かM(中字)かなぁ。私の持ってるのも、この2タイプです。
細かい字を書くときはF(細字)ぐらいはの細さが必要でしょう。ただ、細いとインクが乾く時間が短かったり、書き味が少し引っかかる、カリカリした印象になります。
ヌルヌルっとした書き味を求めるなら、M(中字)以上がいいでしょう。私はMですね。普段はSっ気のほうが強いですが。
ただ、こればかりは書いてみて自分の感覚で決めてください。こういうことも含めて、店頭で買った方がいいのです。
参考記事:ペン先字幅について
4.安い買い物はしない。ペン先は18金がオススメ。
ペン先の材質は大きく3つ。18金・14金・ステンレス。これが一般的。
ステンレスは安いですが、ちょっと固い。そして、長く使ってると錆びてくることがあります。
書き味・耐久性をもとめると、どうしても14金以上、願わくば18金がいいです。柔軟性があって、ヌルヌルとした、いわゆる万年筆の書き味を求めるなら18金。
ただ、18金の万年筆はちょっとお高め。ですので比較的安い18金を求めるときは、国内メーカーの万年筆がいいですよ。パイロットとかセーラーとか。海外物は輸入の費用がかかるので比較的高くなりますので。
5.好きなデザインを見つけるために、数多くのペンを見る。
万年筆のメーカーって、結構いっぱいあります。そして、メーカーのなかでも数種類、多いと数十種類の万年筆を出しています。
最終的に選ぶときは、もちろん店頭で選ぶといいですが。まずはネットで下調べするといいと思います。私はいつも、ここのサイトで想いを馳せています。そして、恋に落ちたとき、お店に出向いて対面。
ただ、対面してみるとイメージと違ったりするので、やっぱり目で実物をみるのが一番いいですね。
6.分からないことは恥ずかしがらずに店員に聞く。
ネットで聞きかじった情報だけで選ぶと、失敗します。こんな記事を書いている私が言うのもなんですが。
店員さんはプロです。わからないこと、漠然とした疑問は直接聞いて解消しましょう。また「こんな書き味の、こんな万年筆を探してる」と伝えるのも良いです。親身になっていろいろ紹介してくれますよ。
逆に、ないがしろにされたり、質問に答えてもらえなかった場合はちょっと考えもの。私がそういうお店では買いません。車を買おうと考えて、一人暮らしなのにファミリータイプのバンをオススメするようなお店では買いたくないので。
7.アフターケアはペンドクターに見てもらう。
念願叶って、万年筆を手に入れた!ヤッター!・・・でも、インクの出が悪かったり、書き味に不満が残ってしまったり。こういうことは、なくないです。
もしくは使っているうちに「もっとこういう書き味が欲しい」と思うこともあるでしょう。
そんなときはペンクリニックに行くといいです。
ペンクリニックとは、簡単にいえば「万年筆のプロが各百貨店に出張して、無償でメンテナンスをしてくれる」って、素晴らしいイベントなんです。
そこでは、ペン先を削ったり曲げたりすることで、こちらの要求に合わせた調整を行ってくれます。しかも、メーカー問わず。
イベントなんで、タイミングを見つけるのが難しいのですが。ネットでスケジュールなんかも出てますので、是非いってみてください。私は、買った万年筆は必ず一回は診てもらってます。
参考:セーラーペンクリニックのスケジュール
一生モノの買い物の仕方は、どんなものでも一緒ですよね。車だって、店頭行って試乗して、価格と予算と自分の要求を照らし合わせる。万年筆選びも、基本は同じです。
一生モノの、お気に入りの万年筆に出会えることを願っております。
最後になりましたが、私の使ってる万年筆は「ペリカン スーベレーン400」です。これは母親から譲り受けたもので、私の大切な宝物のひとつ。つい最近、実家の愛犬にかじられて歯型がついてしまいましたが、それも含めて「思い出を刻み続ける一品」です。
さ、かっこ良く締めたところで、このへんで。
